良い隣人になって、共に生きる
 JNCMニュース
臨時号 (
2011年3月2日更新

Japan Nazarene Compassionate Ministries
(日本ナザレン教団)
日本ナザレン国際援助委員会
所在地 : 153-0042 東京都目黒区青葉台4丁目7番6号

"Compassionate as a Christian life style" 
(キリスト者の共感の実践を実現していく働き)
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photographed by NCM
ニュージーランドのナザレン教会で震災被害



2011年2月22日ニュージーランド中心部であるクライストチャーチ付近でマグニチュード6.4の地震が発生、JNCM事務局からの問い合わせに対し、ナザレンニュージーランド理事長のネーバル・バートル博士からのメールを以下に翻訳いたします。(2月23日)

                 (上の写真はナザレン教会の建物ではありません。)

――――バートル理事長のメールの引用―――――

メールをいただき感謝します。日本の学生が行方不明とのことですが一刻も早い救済をお祈りします。
クライストチャーチにはナザレン教会があり、大きな被害にあいました。私がNZのナザレン教会へ送った書簡のコピーをお知らせします。
クライストチャーチの事態に対するお祈りを感謝します。クライストナザレン教会のラム牧師と昨夜9時に電話をしました。電気は停まり、水は無くなってきています。ジェームスとアリスが一緒でクリチトン一家も一緒です。地域の人々も教会に集まっています。
ラム牧師はガスクッカーでおいしい食事を与えています。皆さんは教会でその夜を過ごしましたが、余震が続き眠れませんでした。しかし一人で過ごすより、共に過ごすことによって励まされました。

お祈りください。
1. 未だに建物に閉じ込められている方が安全に救出されますように。レスキューチームの働きのために。救出の際はさまれた脚を切断せざるを得なかったというニュースを聞きました。
2. 愛する人が行方不明の方、生きているか亡くなったか未だにわからないのです。
3. 死亡が知らされた家族のために。既に65人の死者が報じられこの数はさらに増えることでしょう。
4. クライストチャーチの住民は6ヶ月間地震のショックに疲労しきっています。いつもの正常な生活に戻れるのか不安の内にいます。
5. 神様の愛によって、教会が被害者や怖れの中にいる人に愛、平安、癒しそして、援助を与えることができるように。
6. 多くのニュージーランドの人々は神を信じていません。この悲劇の中に、神様に求め、神様の力を見出し、救いを与えられますように。
                                 Neville Bartle


     関連する米国NCMのニュース(英文)

JNCMでは、現地の被害に対応すべく、直ちにNCM(ナザレン・コンパショネート・ミニストリー)を通じて現地に見舞金20万円を送金することを決定すると同時に、日本全国のナザレン教会に対し、緊急に支援献金を募ることを決定しました。各教会で募金をアピール頂き、適宜募金を集めて、次回の教団本部への本部納金の際、明細に「JNCMニュージーランド地震」と指定して、金額明記の上、郵便振替にて他の本部納金と併せて送金いただければ幸甚に存じます。また、ニュージーランドのナザレン教会の兄弟姉妹を覚えてお祈り下さいますようお願い致します。


続報

地震被害のクライストチャーチより 

             2011年3月1日 Neville Bartle NZ理事長

Kris van Bibber、Kenneth Narrandes、 Kent Peniと私(Neville Bartle NZ理事長)は2月27日クライストチャーチに行き、私は戻りましたが、他の方はまだ現地にとどまっております。
飛行場とBishopdale地区の建物は以前と変わっていません。被害はみられません。市街地に進むと煙突は倒れコンクリートブロックが崩れています。CBDに近づくと、破壊が広がり多くの警官や軍隊が出動しています。Avonside教会に近づくと町の両側は瓦礫の山です。

クライストチャーチナザレン教会
ナザレン教会の建物は良好で、以前来たときより良くなっています。前回の地震で信徒会館と会堂を結ぶ歩道の壁にヒビが入っていました。ヒビは指が入るほどでした。その後ヒビは修復されています。技師が建物を調べたところ首を振って驚いていました、建物は完全な状態でした。しかし、水道は止まり、発電機以外の電気は来ていません。

翌日28日Rams牧師のトラックでAvonside通りにいきました。道路は壊れヒビが入り、がれきの山、電柱は傾いています。たくさんの家が壊れています。
すると男の人が家を修理していたので、何か助けましょうかと聞きました。73歳の義父トレバーを助けにジョージはオークランドから来ていました。裏庭は2-30cmのがれきです。私たちは自己紹介をして、トレバーさんにお祈りしてよろしいですかと聞き、37年住んでいるご夫妻のために神様の励ましを祈りました。私たち5人は臭う瓦礫を手押し車に乗せて、裏庭から道路際に運びました。ジョージは助けを喜んでくださいました。自分一人だったら裏庭の整理に3日は優にかかったでしょうが5人で2時間でできたと、喜んでいました。建物は傾いていますが、これは自分たちには直せないのでここで引き上げました。
午後、John Moore(地域宣教師責任者) と David Harris(APのNCM責任者)がオーストラリアから駆けつけて、一緒に街を進み、そこに83歳の女性が住んでいました。 彼女の裏庭も瓦礫の海ですが、彼女は友人の家に避難していました。私たちは近所の3人の若者にも声をかけ、9人でシャベルや手押し車で裏庭を整理し、山のような瓦礫を道路に運びました。数時間かかった重労働でした。

火曜日1日の朝も同じように働きました。Kennethと私は家財を整理している73歳の老人に会いました。 「どこかの教会の人」が2日前に来て、ひたすら働いてがれきを整理してくれました。大きなものは整理されたが、灰白いゴミが残っています。孫がぜんそくなので、ゴミによってひどくならないか心配です。そこで我々は周囲のごみを洗い流しました。彼は23年住んでいますが、サンルームが外れ、土台にひびが入っていました。帰るときに彼は教会のために献金をしようとしましたが、私たちはお断りして「献金をいただくために来たのではありません、あなたも必要があるでしょう。その代り一緒に祈らせていただけますか?」と言うと、「私は信仰がありません」「そうですがこのような時はお互いに助けを必要としますね」「そうですね」私たちはビルとバーバラのために、神様を受け入れるように、また神様の平安、励まし、慰めを祈りました。「ありがとうございました」とビルは言いました。
私たちの役割はイエス様の手となり足となって、神様に向かわなかった人に愛を分かつことです。

このような話が続いています。いつもは神様や教会との関わりを持たない方々が、彼らへの祈りをする人を受け入れています。教会は素晴らしい働きで人々を助けています。 神様がキリスト者を通して神の愛を示し、人々が神の愛に心を開くように祈り続けます。
Ram とPadma牧師夫妻のためにお祈りください。神様が励ましと導きと祈りを与え、支援に駆け付けたボランティアーのためにもお祈りください。

            Neville Bartle


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