良い隣人になって、共に生きる
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(2006年3月まで)
Japan Nazarene Compassionate Ministries
(日本ナザレン教団)
日本ナザレン国際援助委員会
所在地 : 153-0042 東京都目黒区青葉台4丁目7番6号
"Compassionate as a Ceristian life style" 
(キリスト者の共感の実践を実現していく働き)
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 「日本ナザレン教団国際援助委員会(JNCM)」発足に際して   2001年4月1日

                                前教団理事長 持田嗣生


ここに、本委員会設立と発足について教団諸教会にご報告の出来ますことは大きな喜びであります。今日の発足に至る経緯については担当者によって触れられることでありますし、またその目的、組織、活動等についてはすでに第54回年会で承認された規約が提示されますのでご覧頂たく存じます。

 本委員会の活動を考える時、わたしたちは、かつての社会活動委員会によってなされて来た、フィリピンのネグロスキャンペンへの協カ、阪神淡路大震災時並びに台湾震災時の募金を思い出します。そしてさらに逆上ると終戦後の米国初め諸国から受けた人的、経済的多大な支援と援助について、深い感謝と共に想起するのであります。この援助なしに今日のわたしたちはあるのだろうか、とさえ思うのであります。

 わたしたちの主は「よきサマリヤ人」の譬を語り、「あなたがたも行って同じようにしなさい。」と言われました。本委員会の働きが、主の示された隣人に対し、「よきサマリヤ人」としてのありように召されている教団の姿を表現するものであるよう励みたいと思うのであります。このためには情報収集を初め、援助についての考察も必要でありましょう。どうか本委員会のためにお祈りとご協カを心からお願いするものであります。




 『日本ナザレン国際援助委員会』の発足にあたって                                              
                          前JNCM事務局担当委員 広田正晴

『日本ナザレン国際援助委員会(略称JNCM)』の規約が第54回年会で承認され,この4月よりJNCMが正式に発足し,活動を開始しました。

発足に至るまでには,以下のような経緯がありました。

第52回年会に,社会活動委員会から,ナザレン・コンパショネイト・ミニストリーズの活動に日本も参与したいという提案がなされました。年会ではこの提案が大略承認され,社会活動委員会で細部の検討が行われました。その結果,「日本ナザレン国際援助活動」活動案および「日本ナザレン国際援助基金」運用案が理事会に提案され,承認を求められました。一方理事会では機構委員会からの提言もあり,この活動が対外的な活動でもあり,その他にも十分な注意が必要であること等から,理事会事態が根本的に関わるべきであるとの見解を持つに至りました。そこで,社会活動委員会と協議のうえ,第53回年会に新たな提案を行いました。1年間の暫定期間を置き,その間に規約を検討し,第54回年会に提案することとし,年会で承認されました。

理事会は,JNCMの規約案をまとめ第54回年会に提案し,承認されました。規約の概要は次の通りです。

@ナザレン・コンパショネイト・ミニストリーズの働きに協働し,その趣旨に沿った活動をすることを目的とする。

AJNCM基金を設け,活動を円滑に行えるようにする。

B教団の正規の委員会として『日本ナザレン国際援助委員会(JNCM)』を設置する。理事を委員とし,理事長を委員長とする。

C委員会の下部組織として事務局を置き,具体的な実務に関し,委嘱する。



 この4月に理事会の開催に合わせて委員会が開かれ,運営方針を定め,事務局の選任と委嘱,JNCM基金の設定を決定しました。

また,事務局会議も同じく4月に行われ,具体的な活動の第1歩を踏み出しました。

 日本におけるこの働きが祝され,豊かな実を結ぶことを願い祈っています。世界のナザレンの一員としての日本が「良きサマリヤ人」となることができるよう,祈り,支えてくださるよう,教職・信徒お一人お一人の皆様方にお願い致します。



ナザレン国際援助委員会の目指すところ

                                 事務局長 坂本 誠

ナザレンコンパッショネートミニストリーズはナザレン教団の一活動ですが、人間の差し迫る必要を考慮に入れ、貧困や無力の根元的な原因となるものに対して、キリスト者の共感の実践を実現していく働きです。

 ナザレンコンパッショネートミニストリーズはナザレン教会が世界中の助けを必要とする人々に手をさしのべるための動力源です。この目的を達成するために、NCMは助けを必要とする人々に4つのアプローチをもって接します。

@ 子どもの発達の為

A 災害援助

B 発展のための教育

C 社会的な変容

 要約して言えば、ナザレンコンパッショネートミニストリーズは、聖書的ホーリネスを実現するための「手足」となり、イエス・キリストの全人類への実践的な愛を示し供給することによって暗闇を変容させるものです。

中心聖句は「更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え、さまよう貧しい人を家に招き入れ、裸の人に会えば衣を着せかけ/同胞に助けを惜しまないこと。そうすれば、あなたの光は曙のように射し出であなたの傷は速やかにいやされる。あなたの正義があなたを先導し、主の栄光があなたのしんがりを守る。(旧約聖書イザヤ書58章7節−8節)



受ける者から与える者へ  JNCMの発足と広島教会支援のお願い 

                                JNCM事務局員 島幸晴 

今年3月の年会により承認され日本ナザレン国際援助委員会、略称JNCMが発足しました。今までの社会活動委員会から独立して国内外を問わず日本ナザレン教団に所属する各教会、教職、信徒に人的支援や国外におけるNCMからの要請に応えていきます。

 聖書には「受けるよりも与えるほうが幸いである。」とあります。現にアメリカ本部では、コンパショネイトミニストリーズとしての働きは盛んに行われその活動が、インターネットのホームページに詳しく書かれていますので誰でも自由に見ることができエルサドバドルやインド西部の地震に始まり里親制度など多岐に渡り支援活動の状況が書かれています。ナザレン教会は、日本だけでなく世界各地にあり同じ群れの一員であると実感することでしょう。最近、日本ではボランティアという認識が広まり、日本は世界に2001年を、ボランティア元年を提唱しましたが、アメリカではボランティア精神が根付いているので何を今更というような雰囲気になっているようです。

今年4月に教団に広島教会より支援の要請がありました。これは、3月24日に広島県を中心とした震度6弱の地震が起こり広島教会も屋根瓦が落ちたりして補修に32万円ほど必要なので支援して欲しいとのことでした。JNCMでは広島教会に補修費用という形で支援をすると共に被害に遭われた方々に祈りのサポートをして行きたいと思います。このような状況にありますので献金を募ることにしました。献金は、教会単位でも個人でも結構ですので下記の口座に振込みをお願いします。その場合は、広島教会指定とのご連絡をお願いします。また、JNCMへの献金も随時受け付けています。阪神淡路大震災などでは教会や教会員が被害に遭われました。そこで多くの方が教会の補修や被害に遭われた教会員のためにご奉仕して下さいました。私たちがナザレンの群れとしての誇りを持ち歩んでいたからだと思います。最後にJNCMのため広島教会の教会補修のために覚えお祈りとご支援をよろしくお願いします。



具体的なリスト

* フィリピン麻薬防止プログラム 

* 中国地方医師訓練プログラム

* トンガ医療ミッションプログラム

* タイの井戸掘削

* 中国四川省の目を手術する移動クリニック

* 中国ハンセン病支援

* トンガ医療ミッション

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