良い隣人になって、共に生きる
 JNCMニュース
第18号 (
2010年1月21日更新

Japan Nazarene Compassionate Ministries
(日本ナザレン教団)
日本ナザレン国際援助委員会
所在地 : 153-0042 東京都目黒区青葉台4丁目7番6号

"Compassionate as a Christian life style" 
(キリスト者の共感の実践を実現していく働き)
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photographed by NCM
ハイチ地震速報(続報)



中南米カリブ海にある島国ハイチは世界最貧国の一つですが、11万8千人を超えるナザレン教会の信徒がおられ、世界でアメリカに次いで2番目に大きなナザレンの群れとなっています。

ここですでに報道されている通り、2010年1月12日午後5時53分(現地時間)、マグニチュード7.0の大地震が発生しました。震源地は200万の人口が密集する首都ポルトープランス近くで、死亡者、行方不明者の総計は推定7万人を超える大災害となっています。

現地では大統領府や国会議事堂も倒壊し、行政機能が麻痺状態にあるなか、大半の建物に加えて病院なども倒壊し、各国からの緊急援助活動にもかかわらず、交通も寸断され、下敷きになった住民の救助も思うように進んでいない状況です。


1月12日の地震当日、ナザレンのJ.K.ワーリック監督はハイチでの地区集会に向かう途中でこの震災に遭いましたが、その瞬間の模様を次のように語っています。

「突然大地が怒涛のように揺れはじめ、まったく波乗りでもしているように感じました。
ナザレンの現地神学校があるペチョン市の周囲を車でまわると、大きなビルも軒並み倒壊し、何千人もの人々が路上に出ていました。
夕刻となって、頭に探査灯をつけて近くの倒壊した教会の瓦礫の下から生き埋めになっている人々の救出活動が始まり、生存者や死体の探索が始まりましたが、それは身の毛もよだつような恐ろしい光景であり、人々の苦しむ有様は直視に耐えませんでした。」



ペチョンのナザレン神学校では幸いにも被害は比較的少なかったものの、水、食料、燃料が配給制に切り替えられ、しかも在庫が底をつきつつあるとのことです。
また、1月14日時点でのナザレンのカリブ地区からの第一報では、タブレのナザレン教会では少なくとも5名の教会員が死亡されたとのことですが、まだ被害の大半が不明な状態です。

米国ナザレン本部ではすぐに緊急援助を決定、スタッフが続々現地入りし、救助活動、援助物資の搬入を開始すると同時に、世界のナザレンに向けて緊急の募金の呼びかけが始まりました。

JNCM(日本ナザレン国際援助委員会)は本来の募金活動範囲をアジア太平洋地区と定めていましたが、今回
@ハイチが世界第二のナザレン信徒数にあり、ナザレンの重要国であること。
Aハイチが世界の最貧国の一つであること。
という理由により、緊急送金を行うことと決定しました。

昨年9月以来フィリピンの台風被害、サモア地震と津波、スマトラ諸島地震が発生した際、JNCMは全国の教会からの献金が集まるには時間がかかるため、先に30万円($ 3,289.12)の緊急送金を行いました。
その後、3ヶ月間で緊急送金金額を上回る献金を全国の教会から送っていただきました。

この残額をアジア災害支援のため追加送金する予定でしたが、今回のハイチ地震で、ナザレン教会員の被害が甚大なものになる可能性を考慮し、その一部はハイチに即刻送金することを決定しました。




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編集管理責任者 松川 卓